suztomoの日記

To be a good software engineer

David and Goliath

YoutubeがオススメしてきたのでNYPLで物理本を予約して借りた。普通の人が予想に反して勝利を収めるかっこいい話がたくさん記載されている。たまたま上手く行った成功例ばかり読んでいる気になり、自分の役に立たせることができそうにないので途中で読むのをやめた。

youtu.be

Part One The Advantages of Disadvantages (and disadvantages of advantages)

1 Redwood City Basketball team

強豪でも想定していない戦いを挑まれると負ける確率がとても高くなる。

Redwood Cityの少女バスケ部。経験はないけどこれまでにない最初のパスからのディフェンスを頑張ったのでアメリカ全国大会までいった。監督はバスケ未経験。

2 Shepaug Valley Middle School

コネチカット州の学校はベイビーブーマーの波がさって不動産価格も高く子供の数がどんどん減っていた。、

一般にクラスの人数は少ない方がいいと思われているが少なすぎるのも子供の成績を下げてしまう。18人ぐらいがいい。

一般にお金があればある程子育てがやりやすくなると思われているが、億万長者はハングリー精神が養われず子育てが難しくなる。

ランキングの高い有名なBrown Universityに入るか、小さいUniversity of Merylandに入るか。大きい池の小さな魚になるか、小さい池の大きな魚になるか。実はそれぞれに長所短所があり時によって良い選択は変わる。Brown大学を選んだ女性は他の優秀な学生と自分を比べて化学ができなくなってしまった。

経済学の論文の数で見ると、実はエリート校のトップよりも、普通校のトップの方が論文数が多い。

The Big pond takes really bright students and demoralizes them

入試のAffirmative actionでは黒人がエリート校に入る枠をつけている。人種ではなく富によって区分けするべきと言う人もいる。しかしそれらのaffirmative actionは果たしてそれは本当に彼ら学生を助けているのだろうか。(人種に関係なく)エリート校に入った事で逆に悪い結果にしている事はないか?

Part Two The Theory of desirable difficulty

3 識字障害の弁護士

多くのも文字を読むことが苦手な人でも弁護士になれた。識字障害は辛いが、逆に人の話を聞きそれを記憶して良い質問をする能力が高まった。マイクロソフト独占禁止法といった難しい裁判では裁判官も陪審員も専門家になる事はできない。彼らに伝わるようにケースをシンプルに説明する力を彼は持っていた。

別の識字障害の人はクラスの成績がでる都度に先生に成績の交渉をした。

Goldman SachsのGary Cohnは識字障害で学校を転々とした。ある時ウォール街の人とタクシーに乗る事になってオプショントレードについて知ってる風に言ったら面接することになりキャリアが始まった。識字障害の人達は失敗することに慣れているので普通の人より挑戦するのが上手い。

どうもこの章は上手くいった人を見つけて、その人の逆境を探しているように見える。

Part Three The limit of power

権力は人々が思っているよりも強くない。一般市民の結束が勝つことが多い。