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The Self-Driven Child Book Cover
日本語の勉強を嫌がる子供に日本語を勉強してもらうにはどうすれば良いのか。もし子どもがプロゲーマーになりたいと言ったらゲームを好きなだけやらせて良いのだろうか。
そういう疑問を持ちながら読んだら名著だった。勉強を強制させるものではなく、一方で放置するわけでもない。子どもと共に考える「コンサルタント 」のような姿勢で向き合いましょう、というメッセージの本。しばらくしたらまた読み返したい。
Why a sense of control is such a big deal
自分のことを自分で決められると言うことは健康、メンタルヘルス 、学業、そして幸せに大きく関わる。
間違った考えを正さないといけない
人間の成功には限られた椅子があり競争しなければならない
学校で勉強をすることでの成功か失敗かの二つしかない。有名大学に行くか、低賃金のアルバイトで働くか。
厳しく、難しくすれば良い。自国の6年生が中国の三年生にテストスコアで負けているので中学三年生の数学を教えよう。
世の中は危険なので子供をずっとみていないといけない。
我々の役目は子供たちが自分で考えている行動できるように教えることだ。
無理にやらせようとしても抵抗が強くなるだけである。彼らに自由とリスペクトを与えて、彼らが自分で解決できるようにしないといけない。
1 The most stressful thing in the universe
自分にできる事がない、ということがストレスである。例えばエレベーターの閉じるボタンが本当は動いてなくても自分が推しているという気持ちを持てるので人々は押す。子供が目の前でスポーツをしている時も自分がコントロール 出来ないのでストレスになる。家族が病気の時もそう。
ストレスは体に悪いのだが、子供のストレスを全て取り除いてしまおうと言うわけではない。上手にストレスと向き合う訓練も必要だ。ストレスの種類が分類されている。
Positive stress. 前向きな、成長するためのストレスはモチベーションに繋がる。
Tolerable stress. 親と一緒に乗り越えるストレス。夫婦喧嘩を目にした子供でも、親がちゃんと説明すれば数日かけて回復する。毎日はダメ。
Toxic stress. 終わりが見えない、何度も繰り返され、自分のコントロール がないストレス。この種のストレスは子供の成長に貢献しない。
子供は、支えてくれる大人、ストレスからの回復の時間自分のコントロール している心持ちが必要である。
ずっとストレスを抱えていると何もやる気が起きなくなる。「ずっとストレスなんだから何やっても無駄」という気持ちになる。
子供の脳はストレスを回復するのに時間がかかる。また子供の時に鬱になりやすく、一度鬱になると小さなストレスでも再発しやすくなる。
この本では子供のストレス耐性を高め、効率よくストレスを解消する方法を紹介する。
2 “I love you too much to fight with you about your homework”: The parents as consultants
勉強をしているふりをしている15歳の話から始まる。親は子供の成功のために子供に勉強をさせようとする。子供に1番大切なことは学業だと親は「知っている」が、それがギャップを生む。
良いコンサルタント は顧客にアドバイス を提供するが、それを実行するのは顧客の責任だと知っている。
子供に無理やり勉強、宿題をさせよう(Autocratic parenting)としても無駄。やらない事で不快な思いをさせても同じように無駄。Permissive parentingは子どものやりたいようにさせる手法。研究によるとそれらとは別のAuthoritative parentingの手法がいいのだそう。子供を助けてあげるがコントロール しない。子供に敬意を表しつつ、協力を頼む。親の経験から学んでもらう。
タイプがある。
Unconsciously incompetent. 助けがいらないと言うならば助けず、テストで低い点を取るのを待つ。
Consciously incompetent. 自分が理解していない、と分かっているならば勉強する。
Consciously competent. 勉強していてちゃんと結果も出る子。素晴らしい。
Unconsciously competent. この例は考えなくていい。
家庭はストレスを取り除くための場所である。
3 “It’s your call”: Kids as Decision Makers
子どもに責任を与えると言うことは
お菓子を食べたいだけあげるわけではない
夜にコンサートに運転していくことを許すわけではない
ゲームをやりたいだけやらせる事ではない
子どもが決められる範囲の事において、子どもに選択させる。子供が選択肢のいい事、悪い事を理解できなかったり、アドバイス を聞く姿勢を持てない場合はまだ駄目。精神状態が健全でない場合も駄目。時々子供に「いつもの生活の中で自分で決めたいことはない?」と聞いてみよう。
4 The Nonanxious Presence: How to help your kids find a sense of control by finding your own
不安に感じていると、それは子供にも伝染する。自分の心を落ち着かせることができると、子供の心も落ち着く。何か問題があるときにその問題をまず認識(accept)することから始めると落ち着く。これは問題を肯定すると言うことでは無い。
5 Inner Drive: How to help your kids develop motivation
飴と鞭のような短期的な方法では長期的な成功には逆効果になる。
子供たちには世の中に貢献出来ることを知って欲しい。
Sense of autonomy. 自分で進める気持ち。何を上手になりたいか。何の責任をこなせるようになりたいか。
Sense of competence. できるという気持ち。1番になることや他の子と比べるのではなく、前の自分のくらべたりなりたいスキルが獲得できているかに注目すべし。
Sense of relatedness. 人と繋がれることが大切。楽しかった授業は何かと聞いた時、実はそれは先生が素晴らしかったからである、と答える事が多い。
いまいちな成績を取ってしまった時も怒ってはいけない。「頑張ったのに残念だと思ってると思う。もしよければ、次に頑張れるために何か話そうか?」と共感してあげるといい。
何かに集中して取り組むと言うのはドーパミン と言うホルモンが役に立つ。勉学と関係ないこと、(例えばレゴブロックで遊ぶような事)でもドーパミン が頭の中にあってフローと言う状態になると言うことが実は勉学において、不労状態を得るのにも後々つながってくる。いくつかのタイプがある。
「うちの子はやらなければいけない事があるのにモチベーションがない。まるで自分で自分を妨害しているみたいです。」その子が好きな事と必要なことを大人の経験や知識から繋げてあげること。例えば、おしゃべりが好きな子供には、コミュニケーションに関わる仕事には大学をでないと就けないことを伝え、勉強しないといけないと伝える。自分がやりたくないけれど、未来のために大切なことがあることも伝える。例えば夜に眠いけど赤ちゃんにミルクをあげるとか。手書きで目標を書くと続きやすいこともある。
エリート大学かマックのバイトかの2択しかないと自分を追い込み過ぎてしまう子。これはStacy Berg DaleとAlan Kruegerの研究を見せる。彼らはSATスコアが同じならばどのエリート校に行こうが将来の稼ぎには差は殆どないと発見した。
6 Radical Downtime
運動は動きと休みの繰り返しで行われ、人間の脳の活動も同じである。何もしないで考え事をする時間を意識的に作らないといけない。これはゲームやケータイ、勉強から離れた時間。Daydream、空想に耽ると書かれている。良いアイデア が思い浮かぶ。
子供に2時間適度「何もしない時間」を作ってあげること。
Mindfulnessとは自分の頭に浮かぶ事とその反応を認識する事。
Transcendent Meditation.
本Mindful Monkey, Happy Pandaが子供におすすめ。NYPLには無かった。
7 Sleep: The most radical downtime
ちゃんと寝る事。
子供に寝る大切さを伝える時に第三者 の意見、例えば小児科医とか、も伝えると良い。
コーヒーに注意。耐性がついてしまうと飲んでも飲んでも足りなくなる。
携帯やコンピュータなどの画面は寝る前の数時間前から断つ。
8 Taking sense of control to school
9 Wired 24/7 : Taming the beast of technology
現代人はテクノロ ジー に常に時間を使ってしまう。
Intermittent reinforcement. 携帯電話を見てると時々興味のある楽しい事が読める。ドーパミン が出る。これは不定 期なのがミソ。犬を訓練する時も毎回餌をあげるのではなく五回に一回とかあげる。
ソーシャルメディア は無駄な不安を掻き立てる。写真を投稿しても他の人よりいいねの数が少ない。(いいねが集まってるものしか自分のフィードに現れないから)
電子機器が寝る時にあると見てしまうので睡眠の妨げになる。
10 Exercising the brain and body
Exercise 1 Set clear goals
目標の設定にはGabriele Oettingenの"mental contrasting"という手法がいい。
まず子どもが自分で達成可能でかつ難しい目標をつくる。親は干渉しない。
2-3の文字を書く。頭に浮かぶ言葉を自由に書く。"calm " "confident" "focused"など。
自分の中にある邪魔なものを書き出す。
Exercise 2 Pay attention to what your brain is telling you
ストレスがある時に脳の中で何が起こっているのかを説明してあげると良い考えができる。「今いい考えを話さねばバカと思われる」など。ここではAmygdalaの働きを説明して怒りやすい子がじっくり考えられるようになった。
Exercise 3 Practice Plan B thinking
もし今のことが上手くいかなかったら、を考えるとら落ち着ける。
Exercise 4 Talk to yourself with compassion
Exercise 5 Practice reframing problems
ネガティブな感情も状況の認識方法で変わる。"This is a setback. Not a disaster.”
11 Navigating learning disabilities, ADHD , and Autism Spectrum Disorders
12 The SAT, ACT, and other four-letter words
テストはもともと問題を見つけるためのものだった。緊張のせいで賢い子が点を取れないことはよくある。
テストがどのように人々の動作に影響を与えるのか、四つのカテゴリー:
Novelty. 軍隊の人はパラシュート訓練を地上で2週間かけて行い、最後の本番の時には新しい動作は何もないようにする。
Unpredictability
Threat to the ego
Sense of control (or lack thereof) 被害者の気分よりも、獲物を追いかける気分の方が正確な思考になれる。
Parents: Chill out!
親が世話をかけても子供はテストをちゃんとできないことがある。1番大切なのは家では安心してくつろげることである。
13 Who’s ready for college
親がいない大学生の環境はこれまでとは異なるチャレンジがある。
なぜか学生の間では寝る時間の短さが自慢になってしまう。
時間割を自分で決めないといけない。
飲酒が多い。
栄養のないものばかり食べてしまう。
College is not an entitlement
大学に行かせるのが当たり前だと思っている親が多い。子ども本人がちゃんと自分で生きられないのなら精神を病んでしまったり大学についていけなかったりと問題が起きてしまう。
学費は大きい投資である。ビジネスに投資をするように、子供の学費を考えるべき。きちんと自分のことを出来ない子には大学の投資はすべきでない。子供には用意ができていることを見せてもらおう。
50%の大学生は卒業できないことを見るに、多くの親が学費をドブに捨てている。
How to tell a kid is ready?
Does your child accept responsibility for his life? 子どもが自分で大学探しを始められなければならない。願書も子どもが書けるべき。選択や掃除も生きる基本。
お手伝いさんが家族に料理を作ってくれる家にいた子がいた。料理のやり方も知らない。その子は大学に入ったが「みんなバカばかりだ」と言いながら大学を去ることになった。その子は周りの人がなんでもしてくれると思っており、上手く行かないことがあればそれは周囲のせいだからだ。
Does your child have adequate self-understanding? 自分の苦手な科目を知っているか。自分の状況、メンタルがいい時と悪い時がわかるか。
Does your kid have enough self-regulation to run their life? ゲームの時間を自分で制限できるか。お酒や薬を飲みすぎないか。これが出来なければまだ大学には行かせない方がいい。
Does your kid have adequate self-motivation for school? 親に家庭教師をつけてもらっても自分では勉強しない子供がいる。大学に入るのをゴールと考えている。親も多いが、入ってからちゃんと勉強しなければ大学を退学することになってしまう。子供は自分でチューターに助けを求められるか。子供は宿題や予定管理を1人でできるか。
14 Alternate Routes
大学に行くというレールに乗れなかったが、色んな方法で成功した人たちの話。
最後に、自分が好きなこと、人より上手に出来ることを考える事で社会に貢献する仕事を見つけられると締めている。