YoutubeでおすすめされたのでNYPLで借りた。仕事で文章を書く事が多く、より多くの人に自分の考えを理解してもらうには良い文章を書く必要があると思っているので学びがあるかなと思った。
Introduction
Element of Styleは文の細かい作法を説明しちる。これを補完するような形でそこに書かれていることよりも実用的な本である。文章を描く時やの心得、校正作業をする作法を説明している。1976年に初版が書かれた本で、2006年の30年記念版を借りた。2006年にはインターネットやブログがあり多くの人が情報を自分で書いて発信する世の中になった。
Part 1 Principles
The Transaction
著者の情熱に惹かれて自分の興味から外れた文章を読むことが往々にしてある。文章の本質は書かれている対象ではなく、書き手のhuanityとwarthである。
Good writing has an aliveness that keeps the reader reading from one paragraph to the next, and it’s not a question of gimmicks to personalize the author. It’s a question of using the English language in a way that will achieve the greatest clarity and strength.
原理(principle)を人に教えることはできるか分からないが、自ら学ぶことはできる。
Simplicity
シンプルな文章を書くべき。何を伝えたいのかを常に考えなければいけない。
Clutter
冗長で意味のない言葉は短い言葉に置き換える。例えばAt the present timeはnowに。
どうやればclutterを取り除けるかというと思考が整理されていることが必要。
大きな組織が何かを隠したい、はっきり言いたくない時にもclutterが使われる。Bush大統領がイラク戦争でcivillian casualitieをcollateral damageと言ったりした。
Style
書き手個々の書き方(style)がある。大工がノコギリを使ったり釘を打つ作業が必要なように、書き手にも必要な原理を習得する必要がある。
緊張していると修飾語をならべて無駄な段落からはじめてしまうが、"I"を使い始めた時が自然体である。
Words
(ノンネイティブには使えなさそう。)
Usage
Part 2 Methods
Unity
The Lead and the Ending
Bits & Pieces
Part 3 Forms
書く事は文学だけだと思っている人がいるがそれは違う。Nonfictionにやり甲斐を見出す人も多い。
Writing about People: The Interview
Writing about People: The Travel Article
Writing about People: The Memoir
Autobiographyは人生に長々と書くのに対してMemoirは特定の期間、大変だった事をフォーカスして書く。
音や匂いを使って一つの場所から別の場所に繋げて周囲の人の性格や生活を書けるとカッコいい。
Science and Technology
著者は学生に、何かをえらんでそれがどう動くか書け、という課題を与える。第一に自分自身が理解している事を確認できる。第二に自分の理解に至ったステップを他者に歩んでもらう事ができる。
良い技術文書の書き手はとある段落で読者に疑問(なんだろ?)と思わせた所を次の段落で説明する。
Business Writing: Writing in Your Job
著者は学校の校長たちに良い文章を書くセミナーをやった。人としての書き手が見えてこない文章が多い。"I"を使う事で読者が書き手のことを想像して読みやすい文章になる。
Sports
Writing about the Arts: Critics and Columnists
Humor
Chic Young曰く
Humor … is built on 4 things that everybody does: sleeping , eating, raising a family, and making money.
いつも真面目に生きる中に面白い事が隠れている。
Part 4 Attitude
The Sound of Your Voice
テーマが変わろうとも自分らしい言葉で書く。
Breeziness. フォーマルな英語でありながらまるで話しかけられているような簡潔な文章は実は鍛錬による技巧の産物である。 素人は勘違いして馴れ馴れしい、口語体の文章を書いてしまう。無駄な語が多く読みにくい。
Cliche is enemy of taste. 自分自身の言葉が良い。推敲するうちに気づいたら直そう。
Condescension. 理解しやすい言葉を使おう。
Enjoyment, Fear, and Confidence
興味持つ事が大切だ。それは文章にも表れるだろう。
小説家と違って我々は出来事やインタビューに基づいて文章を書く。「これは間違っている」という批判を受けるのが怖くなる。
全然知らない分野の事を書く事もある。そんな時は自分自身が正直(sincerery)である事が1番のコツである。
The Tyranny of the Final Product
好きな場所を選んでその場所について書くにはどう構成するか考える実験的な宿題を出した。なぜそれを書きたいのかを掘り下げる。1番難しいのは一貫性のある物語(narrative)をさまざまな事象の中に見出して紡いでいくか。
Quest and intention. Quest (冒険)はストーリーテリングの基本的な構成要素である。場所の宿題をやった生徒達は自分自身の内面への冒険をしていたのであり、場所はそのきっかけに過ぎない。 Intentionはその文章で何を成し遂げたいか。確信したい、祝いたい、破壊したい、など様々な目的で人々は書く。書く前に何を得たいか明らかにすると良い。
A Writer’s Decisions
何を書くか、という問いからどんな言葉を使うかまで書き手は様々な決断をする。
1番最初の段落は読み手に画期的な(provocative)考えを植え付け、読み手の関心を掴み続ける事。情報を出すのは読み手を最後まで読ませるため。
読み手が疑問に思った事を次に説明する。
Writing Family History and Memoir
著者の父親ビジネスマン)は家族の歴史を本に書いて子供や孫に配った。出版はしない。
Memoirは何を書かないか決める事が大切。例えば父が母どちらかの系譜だけにするとか、自分の事ならば兄弟にインタビューしないことにするとか。
Write as Well as You Can
どんなメディアでも自分の最高の質を出す気持ちで書く。
読者を楽しませる(entertain)ように書く。