TaijinちゃんのYoutubeで紹介されていたのでNYPLで予約した。Creative Confidenceでも紹介されてた。
大体知ったような内容だったのでgrowth mindsetを教える方法だけ読んだ。
1 The Mindsets
2種類のmindsetがある。一つは人の能力は生まれ持っていた遺伝子で決まっていて努力しても何も変わらないという考え方。このfixed mindsetの考え方だと失敗は恐るべきものである。もう一つのGrowth mindsetは失敗を学びの機会と捉える考え方。
2 Inside the Mindset
3 The Truth about Ability and Accomplishment
4 Sports: the Mindset of a Champion
5 Business: Mindset and Leadership
成功者の例、GEのJack Welch, IBMのLou Gerstner, XeroxのAnne Mulcahy.
職場で上手に褒めるにはどうすれば良いか？1番良いアイデアを出した人や高い営業成績を積んだ人ではなく、次のような行動を褒めよう。
- 難しい挑戦に手を挙げること
- 困難にも負けずに失敗から学び続けること
- 批判に対して前向きに取り組むこと
6 Relationship: Mindsets in Love
7 Parents, Teachers, and Coaches: where do mindsets come from?
才能や持っている知能や才能で褒めてはいけない。裏返せば上手くいかなかった時は才能がないと言う事になってしまうから。そうでなく、成功に至った過程を褒める。例えばテストの点数で喜んでいる子どもがいたらどんな努力をしたのか尋ねる。去年と比較する。算数の問題が解けたら、「色んなやり方を考えて上手く行くのを一つ選んだんだね」と褒める。(成果が出る前でも)難しい事にチャレンジしていて偉いと褒める。
「速く解けたね」「間違いが無かったね」は良くない褒めかた。
Speed and perfection are the enemy of difficult learning.
こういう時に著者は「問題が簡単すぎたね。次は難しいやつを探してあげよう」というようにしている。
体操競技で勝てなかったElizbethにかける言葉は何か？それは「他の子たちはもっと上手でそれは彼らが頑張ったから。もし勝ちたいならばもっと頑張らないといけない」ということ。
High standards and a nurturing atmosphereは両立できる。Growth-minded teacherは生徒の出来を(良い所もも悪い所も)包み隠さず話し、そのギャップを埋めるツールを提供する。
コーチング。Bobby KnightというコーチはFixed mindset. 成績がいい時もあったが彼は負けるのが堪え難かった。彼は選手の能力を信じることや選手から愛されることもあった。しかし、彼は自分自身の事や自分のコーチ能力に関してはFixed mindsetだった。負ければ暴言を吐き、選手には敬意を払わなかった。チームは段々と落ちぶれていった。
UCLAのバスケットボール部を率いたJohn WoodenはGrowth Mindsetの持ち主。
You have to apply yourself each day to becoming a little better… you’ll become a lit better
勝ち負けよりも、自分自身の最大限の力を出したかどうかが大切である。勝ち負けも大切なのですべての選手を試合に出すことは出来ないが、すべての選手の成長を約束し実現した。有名な選手Waltonが同じポジションにいる新人候補に、「うちにはWaltonがいるのであなたは試合に出るチャンスは限られているかもしれない。でもうちに来れば卒業までにはプロ契約できる程成長できるだろう」と約束した。
Woodenはチームの勝利のすぐ後に思った様にプレイ出来なかった選手の元へ行き話を聞いた。
“For me, concern, compassion, and consideration were always priorities of the highest order.”
成功してしまうとfixed mindsetになってしまう事があるから注意しよう。
子どもや他の人にあげたconstructive feedbackやprocess praiseを毎日書き留めよう。
8 Changing Mindsets
Fixed mindsetの人にgrowth mindsetを植え付けることは過去の記憶や考え方を一気に塗り替えることではない。小さな種を蒔いてそれが段々と大きくなっていくようなものだ。
人のmindsetに変化を起こすのは難しい。特に子供の頃に「頭がいいのね」などと言われて育てられた子はfixed mindsetが心地よくそれが人々から見られる標準となってしまっている。
例えば、もし希望する大学院に入れなかったとしても電話してフィードバックを貰う。
子供がfixed mindsetのときにどうしようか。配偶者と事前に相談しておいて夕飯に「今日は何を勉強したの？」「何か学ぶきっかけになった失敗はある？」とか聞く。親も自分の身に起こった事も話す。他の子よりも出来た事を話していたら「いいね。でも何を学んだの？」と聞いてあげる。
