suztomoの日記

To be a good software engineer

Wanting - The power of mimetic desire in everyday life

NYPLで物理本を借りた。他の人が欲しがるから、羨ましがるから欲しいと思っているものは手に入れたところでまた次が欲しくなってしまうもの。きりがない。そこから抜け出すのに必要なことは何か?

どうも同じことを何回も何回も冗長に言っている風に読めたのでいくつかスキップした。家や車など大きな買い物を考えている時などに読み返すと自分がmimetic desireに支配されていないか振り返るきっかけになるだろう。

Introduction

NeedsとDesireは違う。

  • Needs: food, shelter, sex, or security.
  • Desire: the topic of this book, is after needs.

1 Hidden Models - Romantic Lies, Infant Truth

人はModelの目を通じて欲しいものを見てしまう。これは現代に限った事ではない。

Modelは言語の習得や今までより良い生活を生きる動機としては悪いものではない。しかしModelに無自覚だと危険。

赤ちゃんは母親の見ているものを注意を向けるのが実験で分かっている。

別れた恋人が別の人と居ると別れが惜しくなる。自分自身をモデルにしている。特に自分が得たい特徴を持っている時に。

Tesla株が急騰する時も人々は他の人みたいになりたいという欲求から株を買う。これはバブルを引き起こすことにもなる。

2 Distant Reality - We’re all freshmen again

自分の中にあるModelと外にあるModel.

Celebristan 外のモデルは時間や社会的ステータスで隔たれている。対立することは無いので真似は自由にして良い。

Freshmanistan 身近なモデル。これは対立しうる。

現代ではExpertsがmodelになりやすい。Kim Kardasian, Paris Hilton, Marie Kondo, Tim Ferriss (5 bullet Friday).

時々、誰かの権威の元がなんなのかを解析してみると良い。そしてなぜ私達が彼らを選んだのかを考えよう。

George Solosは金融マーケットにおいてReflexibityを理解していた。Solosがイギリスポンドの値段がstableじゃないのに賭たらそれを知った他の人も同じ事をしてポンドの値段がSolosの思った方に動いた。

お互いが競い合って良くない無駄な方向に努力してしまうことがある。こういう時は相手を見ないようにしよう。

スマホはポケットに何万人もの人の欲望、欲しいものを映し出すので危険。

ラクターを作っていたランボルギーニフェラーリを乗って壊れやすかったので自分で本当に良い車を作った。車は数年で世界に誇れるものができた。しかしランボルギーニは競争関係に終わりがないのを知っていたのでレースに出すことをしなかった。引き際が大切。

Flywheel. 最初はゆっくりで大変だが、動き出すとぐるぐると自分の思う方に進んでいくものがある。線形ではない。ネガティブな方向に回ってしまうこともあるので注意。運動にしても商売にしてもその人に合う形がある。

ZappisとDowntown ProjectでのTonyの失敗。

3 Social Contagion - Cycles of Desire

5 Anti-mimetic - Feeding the people, not the system

Thin Desire and Thick Desire

ミシュランの星を毎年取っていたシェフがミシュラン店を載せないように頼んだ。プレッシャーを感じてしまう。シェフ達は挑戦をしなくなった。ミシュランマーケティングツールを売り出したのが止めるきっかけ。これでは陪審員と裁判官を一人がやってるようなもの。ずっとミシュランのために働いているようなもの。

イソップ童話の酸っぱい葡萄に似ている。3つ星を取った物だけが出来ることだろうか、そんなことはない。

Thick desireとThin Desire. 前者は滅多に変わらない。家族との時間とか。後者はmimetic desires. 前者を理解する事で幸せな人生を送れる。

Thin desireはprestigeやenvyから始まる。

Thick desireは見つけるのが難しい。人によっては自然や芸術や音楽に見出す。人を助けるのが好きな人もいる。周囲の人にfullfillment storyを会話すると見つけやすい。

Put desires to the test. もし何か欲しいもの、ことができたらもしそれを選んだとしたらどうなるか、想像力を働かせてみるといい。自分が死ぬ時になってその選択をどう見るだろうか。

6 Disruptive Empathy

費用を回収しにきた業者がバーベキューで自分の弱みを話し他の人の話も聞き仲良くなった(その後亡くなってしまった)。

Shaking the Dust

スタートアップでの名声、Zapposのculture fitに無理をして迎合すること、などは埃みたいなもので振れば落ちる。

Fullfillment Stories

2人で話し合うと良い。

  • 自分が主体となる行動
  • 自分はよくやったと思う
  • 自分は満足できた(sense of fullfillment)

例えば「30日間毎日何か書く」「最初の会社を設立した」「PHPMySQLを自分で学んでウェブサイトを直した」など。

Motivational Patterns 著者はMCODEという質問集をつくって本当に欲しい物を見つけられるようにした。Explore, Master, Comprehend and exppessなど。

7 Transcendent Leadership

こらからのリーダーシップに必要なスキル5つ。

Shift Gravity

Montessoriは子どもは大人のようになりたいという欲求があり、教育者はそれを助けてあげれば良いという考えに基づいている。実はこれは凄い事で、教師と生徒は対立にならなくていいし、学びの主体は生徒にあるということ。Marc AndreessenによるとK-12の最後のイノベーションモンテッソーリ教育だという。

The Speed of Truth

BlockbusterはNetflixなんて大したことないと大洞を吹いた。大きな産業の変化の中で現実を直視せずに社内でいかに誤魔化したり言い争いをしても会社はすぐに潰れてしまう。

Sit queitly in a room

3-5日デジタル空間から隔離して人とも話す時間を制限する日をもつといい。

(これはスピリチュアルかな。やっている人知らないし。)

Filter Feedback

Transcendent leaderは人々と自分のthick desireに注目する。

ビックデータ、マーケットリサーチに耳を傾けずに本当に欲しい物を作ったElon Musk.

8 The Mimetic Future

Singularityが起こったらどうなるのか。私たちの欲しいものはどうあったのか、これからどう変わるのか。

Practice Mediatative Thought. 1時間木を見る。ゴールはないと、いうゴール。

Yolele food. セネガルの地域で何万年も育てられてきた穀物をフランス植民地時代に悪いものとして教えられてきた。これを変えたいという思いでやってる商売。

他の人のthick desireを理解して手伝ってあげられるようになりたい。

The transformation of desire happens when we become less concerned about fulfillment of our own desires and more concerned about the fulfillment of others. We find, paradoxically, that it is the very pathway to fulfilling our own.