利益の出ていない工場を立て直したい工場長が昔の物理学の先生にアドバイスをもらいながら3ヶ月で工場の「生産性」を改善する話。ソクラテス話方はチーズはどこへ消えたや金持ち父さん貧乏父さんと同じ。
DevaslifeさんのYoutubeで紹介されていた3冊のうちの1冊 https://youtu.be/M1Ae45lQ2mQ. Kindleの邦訳版が原著のものより安かったので日本語のものを購入。英語版のまとめはhttps://www.tocinstitute.org/the-goal-summary.html にあった。
会社、工場が存在しているのは利益を出すのが目的であり、その目的に沿って指標を管理しないといけない。
会計のお金の分類方法。普通の会計の教科書に載っている在庫や費用の分類とは異なる。
- スループット(Throughput): 入ってくるお金。生産ではなく販売を通じて得られるお金。
- 在庫(Inventory): 販売しようとするものを購入するために投資したすべてのお金。
- 業務費用(operational expense): 在庫をスループットに変えるために費やすお金。
工場のプロセスを改善する際には次の2点に気を付ける:
- dependent events (従属事象)
- statistical fluctuations (統計上の変動)
ハイキングの時に足の速い人と遅い人がいるのと同じ。
ボトルネックを市場の需要に合わせる。仕掛品(しかかりひん, work in process, in-process inventory)が手前にたまってるプロセスがボトルネックの候補。
より抽象化されたプロセス:
- 制約条件を見つける
- 制約条件をどう活用するか決める
- 他の全てを前の決定に従わせる
- 制約条件の能力を高める
- ボトルネックが解消したら1に戻る。ただし惰性("これまでやっていたから")を理由に制約条件を発生させてはならない。