suztomoの日記

To be a good software engineer

Leadership and Self-deception: Getting out of the Box

Yancan fmの16回目で紹介されていた本。NYPLで借りて読んだら面白くて、Kindle本を買ってしまった。自分は正直で頑張ってて良い人間なのに周りの人はそんな自分を大切にしてくれない、と思ってる時に読むといい本。文化が違いを超えてグサリと刺さる内容を書けてすごい。

App Storeでのユーザの関係作りに使えないだろうか。

逆境で頑張っていても他の人から見たら問題になっている人がいる。他の人が注意した所で反感を買うだけである。

飛行機の席で自分の隣の席に紙を広げる人と席を譲ってあげる人。前者には周りの人が人と見ていない。

Budが少しだけ手を抜いたらCEOのLouに怒られた。しかしそれはBudを奮い立たせる良いものだった。一方で駄目な叱り方をする人もいる。その違いは何か?箱に入っているか、いないか。

箱に入ると自分を正当化しようとする考えになる。自分がやるべきだと思っていたことをやらないと、とたんに他人が悪く思えてきて、自分がしなかった選択を正当化する考えが生まれてくる。他人を非難する自分を正当化するには他人に問題を引き起こさせる必要がある。例えば約束を守っているのに子どもの非を見つけてしかる。2人の人間がお互い箱に入って非難合戦になるのをcollusionの呼ぶ。

この足の引っ張り合い。は組織にとってはリソースの無駄遣いになる。

箱に入っている人に他人が注意しても本人には単なる非難にしか聞こえないので意味がない。"行動"やコミュニケーション術では解決しない。

自分が箱に入っていることを認識できれば、箱から抜け出せる(既に出ている)。

他の人がついて来ようと思うのが良いリーダーシップ。強制や非難ではない。

Accountability transformation system. 職場で、他の人の成功が自分の成果となる仕組み。ずっと他の人にフォーカスが持てるようになる。箱の中では常に自分ばかり。(本当にできる?)

組織に当てはめると、問題が起こったらトップは責任を認め自分の行動の何がそれに繋がったかを議論する。