suztomoの日記

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How to Retire with Enough Money

How to Retire with Enough Money - and how to know what enough is の読書メモ。図書館で借りれた。

 

アメリカ人は老後のための蓄えが十分ではない。昔はtraditional pensionというのがあり、企業は給料の一部を取り引退した人に総額が固定されたリターン(fixed-sum benefit)を渡していた。もし運用ファンドが損を出したら企業はそれを補填しなければならなかった。このtraditional pensionは企業は必ずやらなければいけないものだった。しかし、ごく一部のお金持ち向けの税理士が税制に穴があることを見つけた。その節は401(k)。そこからその仕組みを利用して多くの従業員が401kを利用するようになった。企業としては401kの方が安上がりなのでdefined-benefit planなtraditional pensionよりもdefined-contribution planな401kを勧めるようになった。引退後の資金が企業の責任から個人の責任へと変化しており、アメリカ人はその備えが足りない。

 

401kは完璧ではないが、老後の蓄えの鍵である。税金がかからないし、企業もお金をくれる。家が欲しくても切り崩してはならない。手数料の安いインデックスファンドを買おう。

 

十分な貯蓄とは何か。それは予測される余命による。遺伝子や健康状態に左右される。特に問題なければ人は80歳以上になるだろう。

 

例えば67歳で年収$75k (pre tax)の人が引退するとする。35% ($26.25k) from Social Security. その人は引退したら前の70%に抑えて生活するので$52.5k年間必要。Social Securityでは半分だけである。$26.25k足りない分は貯蓄から崩すが利子(5.25%)を引き出して生活するには$500k必要である。利子は3-5%なのでこれは楽観的なほう。

 

借金は早く返そう。Tax breakがあるかもしれないが、計算すれば借金を早く返した方が得だろう。

 

Social SecurityとMedicareはとても効率的で良い仕組みなのだが、それだけでは十分ではない。十分ではないということを材料に一部のダメな政治家は削ろうとする。それらの仕組みを支える政治家に投票することが有権者として重要だ。