Facebookで深海さんが紹介していたのでNYPLで注文した。Stanfordのd.schoolとTEDを始めた著者の2人がイノベーションを起こすのに繋がる、創造性についての自信(creative confidence)について解説する本。昔大学でとったデザイン思考の授業を思い出すのに良い本。
全ての人間には創造性がある。サラリーマン、医者やエンジニアといったAnalyticalな専門職の人は自分をクリエイティブとは考えない事が多いが、彼らもHuman-centricな問題解決をする自信を持てば今までになかった素晴らしい成果を出す。
ラーメンのスープをストローで吸うようなアイデアも笑って受け入れられるようになりましょう。
Chapter 1 Flip
Design Driven Innovation
Inspiration. Interact with experts, immerse yourself with unfamiliar environments, role-play customer scenario. Extreme users (early adopters, elderlys)
Sense-making. Write down patterns, meanings.
Ideation and experimentation. Protoptyping.
Implementation. Start with small or beta. Food truck before brick-and-motor restaurant.
Carol Dweckの言うところのGrowth Mindsetを持つ人はテストの点に囚われず常に学ぶ機会を得ようとする。人の潜在能力は知ることができない。対義語はfixed mindset.
Chapter 2 Dare
失敗は怖い。恐怖症を克服する専門家は小さなステップを踏ませることで患者を恐怖から解放させる。ジャグリングの講師はまずボールを落とすところから始めて失敗しても大丈夫と言うことを教える。d.schoolでも小さな失敗をたくさんさせることで学びを与える。失敗は決して楽しくはならないが繰り返しても大丈夫なようになる。
Urgent optimism: desire to tackle an obstacle motivated by reasonable hope of success.
著者達は子供の頃物を分解して遊んだ。上手くいくこともあれば失敗もする。子供の頃にnoncreativeのレッテルを貼られるとずっと残る。
Chapter 3 Spark
知ってると思っている顧客のニーズや文化でも、観察してみると知らなかったことが沢山出てくる。
Reframing questions (Question Zero). "軽い手術道具を作るには"から"医師が快適に使える道具は何か"へ。
Chapter 4 Leap
From planning to action. 単なる観察者ではなく小さくても行動を起こすことがCreative confidenceに繋がる。Knowing-doing gap. Kodakの例。
Never go to a meeting without a prototype.
お金とやりがいのシーソー。“Looks good, feels bad”な仕事に居る人でも創造性を発揮してより良い仕事に近づけることもできる。
Creative constraint. 時間やリソースを明確に制限することで良いアイデアが浮かぶ。
Chapter 5 Team
IntuitのDesign for Delight. 上層部の理解を得る。少数のパートタイム(Catalysts)の活動から始める。小さなプロジェクトでearly winを得た。
オフィス空間の話は自分には関係ないかな。
言葉。can'tを使わない。howは可能性を考えさせるので良い。
Leadership. 良いCEOはmultiplayersである。問題とゴールを設定して、人々が解くのを助ける。
Chapter 7 Move
1人や多人数で行う練習。Mind mapやsay, do, think, feelにPost-it貼り。問題を定義する、など10個。
Chapter 8 Next
Creative confidenceを高めるにはいろんな方法がある。自分に合う方法を見つけよう。
Open-ended questions. "学校楽しかった"だけでなく"学校の事をGranmaに話すとしたらどう話す?”
大きな目標を小さく分けてsmall winを得る。
他者のcreative confidenceを高める人たちとのネットワークに参加しよう。OpenIDEOはオンラインコミュニティ。